雲場池は、派手な観光地ではない。
けれど、軽井沢を語るなら、ここは外せない場所。
― 水に映る、軽井沢の時間 ―
池のまわりをゆっくり一周するだけ。
それだけで、風の音、木々の揺れ、水面の光が、
少しずつ身体にしみ込んでくる。
水に映るのは、空と森と、歩く自分の影。
季節ごとに色を変えながら、
雲場池はいつも、静かにそこにある。
春のやわらかな緑、
夏の深い木陰、
秋の燃えるような紅葉、
冬の澄みきった空気。
ここでは、写真を撮るのもいい。
でも、撮らなくてもいい。
ただ立ち止まって、水面を見ている時間こそが、
雲場池のいちばん贅沢な過ごし方。
